ヘルシーコラム

017どうしてカルシウムは不足するのでしょう?

■ヘルシーコラム015016で「不足すると過剰となるカルシウムパラドックス」のご説明をいたしましたが、いつもいつも不足していると申し上げておりますが、それでは一体どうして不足してしまうのでしょうか?
もちろん摂取量が不足していることが、最大の原因でありますし、吸収率が極めて低い、ということも大きな原因であります。
しかしそれだけでなく、そもそも現代人はカルシウム不足に陥りがちな生活を送っている、といっても過言ではないのです。

■タンパク質の摂りすぎ
(1)タンパク質は言うまでもなく、生命の基本というべき栄養素であり、栄養失調というのは、基本的にはタンパク質の不足で生じます。かって日本でも栄養失調ということがありましたが、現代では摂りすぎの心配をしなくてはなりません。

(2)タンパク質は体の中で代謝分解されますが、その代謝物質は尿の中にどんどん出て行くことになります。この時カルシウムも一緒に出ていってしまいます。ですから必要以上のタンパク質はカルシウムを浪費してしまうことになります。

(3)またタンパク質を長期間必要量以上に多量に摂取していますと、だんだんと腎臓の働きを弱めることにつながり、腎臓で作られる「活性型ビタミンD」の量が減少してしまいます。 「活性型ビタミンD」は腸からのカルシウムの吸収を促進するという重要な働きをしていますので、せっかくカルシウムを摂取しても「活性型ビタミンD」が不足していては、もともと吸収の悪いカルシウムがますます吸収されなくなってしまいます。

(4)タンパク質は体重1kgあたり1gが摂取の目安とされています。厚生省の調査では約20%程度所要量より多く摂取していると言われています。
極端に多いというわけではありませんが、やはりタンパク質を摂った以上にカルシウムの摂取に努めなければならないと思います。
 
■塩分の摂りすぎ
(1)高血圧の原因はもちろん様々ですが、塩分の摂りすぎが大きな原因の一つであることはよく知られています。しかしカルシウムの摂取不足も高血圧の原因であることはあまり知られていません。

(2)塩分を摂りすぎますと、塩分のナトリウムを尿の中に排泄しようとしますが、この時にカルシウムが必要だからです。ですからカルシウムが不足しますと、ナトリウムの排泄がうまくいかないことになってしまいます。

(3)つまり過剰な塩分(ナトリウム)はカルシウムを浪費し、塩分過剰とカルシウム不足による高血圧を招き、逆に適度な塩分と十分なカルシウムはあいまって高血圧を防ぐことになります。

■ストレス
現代社会での生活ではストレスがつきものですが、ストレスが生じますと、「副腎皮質ホルモン」が分泌され、これを乗り切ろうとします。困ったことに、このホルモンはカルシウムの排泄を促進する働きをしてしまいます。

■食物繊維
(1)食物繊維は今やなくてはならない第6の栄養素として注目を集めています。便秘に効果があるだけでなく、成人病を予防する大切な作用があることがわかっています。
このように有用な食物繊維ですが、カルシウムの吸収の点では残念ながら腸からの吸収を妨げる働きをしてしまいます。

(2)食物繊維を摂取する目的のための栄養ドリンクや食物繊維が豊富に含まれていることを表示している食品が多く販売されています。
食物繊維は今後ますますたくさん摂取していただきたいと思いますが、食物繊維を摂れば摂るほどカルシウムは不足気味になる、ということを知っておいていただきたいと思います。

■最後に
(1)食べ物は色々な成分を含み、あちら立てればこちら立たずで、すべてに叶う食品はありません。カルシウムがいかに大切であるからと言って、カルシウムだけで生きているのではもちろんありません。

(2)当たり前のことですが、タンパク質も繊維質にしても、塩分にしてもその他の栄養素にしても、体に重要な働きをしています。あれもだめ、これもだめでは毎日何を食べていけば良いか分からなくなってしまいます。
つまるところ何が過剰で、何が不足しているかを十分に知っていただいた上で、バランス良く食べるように努めていただくしかありません。
最近、「1日30種類の食品を摂取しよう」と提唱されていますが、これもバランス良く食べる、ということに他なりません。
ただ最近これを逆手にとって「これ1本(食)で30種類食べられます」といった栄養補助食品が売られています。でも少しなにか違うような気がしますが、いかがでしょうか。

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