ヘルシーコラム

014食物繊維を勉強しよう7 食物繊維の生理作用(5)

糖尿病を予防する

(1) 糖尿病はインシュリンが不足した状態で、糖の代謝が円滑に行われないために起こる病気です。ブドウ糖は細胞の活動のエネルギーになりますが、他方で体の様々な組織を破壊する働きも行うという、体にはもろ刃の剣というべき物質です。食べ物が分解され、腸から吸収されていきますと、体内の血糖値は上昇していきます。インシュリンは余分なブドウ糖をグリコーゲンという形に変換し、肝臓で蓄え、血液中に余分なブドウ糖が残らないようにする重要な働きをします。

(2) 糖尿病は遺伝的にインシュリンが十分に分泌されない人もいますが、多くの場合、エネルギー(糖質や脂質)の取りすぎによって発症します。
エネルギーの取りすぎによりインシュリンが過剰に分泌されることによって製造能力が衰え、インシュリンが不足してしまうのです。

インシュリンが不足し糖尿病となりますと、ブドウ糖が体内に残るため、腎臓や心臓、網膜などが破壊されたり(腎不全・心不全・失明)、血管も破壊されるため手足の壊疽がおこるなど、恐ろしい症状を引き起こします。

(3) 食物繊維が多い食品は、胃内の滞留時間が長く、少しずつしか小腸に送り出されません。このため小腸における、でんぷんの消化吸収も少量ずつになり、血糖値の上昇も緩やかになっていきます。これにあわせてインシュリンの分泌も緩やかになるため、インシュリンを製造する「すい臓」に対する負担も減少します。また少量のインシュリンでも糖の代謝が可能になるため、糖尿病の予防・治療に大変効果があります。

(4)1988年のヨーロッパ糖尿病学会では、糖尿病の食事療法として「水溶性の食物繊維を多く摂取」するよう勧告しています。
このように糖尿病の予防・治療に食物繊維が有効であることは、多くの専門家の認めるところです。

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